1983年に『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(後に『ジェダイの帰還』に改題)が公開され、大ヒット。『スター・ウォーズ』は、一旦休止します。このころは、『スター・ウォーズ』は、全9エピソードからなり、いつか再開されるだろうと予告されていました(後に全6エピソードに訂正された後、結果的に9エピソードまで作られました)が、『スター・ウォーズ』のない時代に入りました。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年)といったアンソロジーシリーズや、『マンダロリアン』(2019年~)というTVシリーズまで作られ、新しい『スター・ウォーズ』が常に見られる現在と違い、『ジェダイの復讐』後の飢餓感は、私のようなSF映画ファンにとって、とても大きなものでした。『ジェダイの復讐』後の『スター・ウォーズ』のない時代は、すなわち『スター・ウォーズ』的なものを探し求める時代を意味しました。そんな中、出会ったのが『第5惑星』でした。
『第5惑星』の存在は、1986年の2月に雑誌『スターログ』の紹介記事で知りました。タイトルは、「エネミーマイン」と原題のまま紹介されていました。今から100年後の未来、地球とエイリアンとの戦いの中、地球人のパイロットとエイリアンのパイロットが未知の惑星で出会い、サバイバルのために協力するというストーリーらしい。久々の本格宇宙SFの予感に心躍らせたのを覚えています。