ある晩、ヒューストンで、謎の飛行物体が市民の自動車を直撃。中から、巨大な男のエイリアンが現れます。刑事ジャック・ケインは、相棒のターナー刑事とともに麻薬王マニングの囮捜査中に、酒屋の強盗事件に遭遇。強盗を倒している間に、ターナーは、マニングに正体を見破られ、殺されてしまいます。さらに、先ほどの巨大な男のエイリアンが現れ、マニングの部下を鋭利なコンパクト・ディスク状の武器で殺し、ヘロインを奪っていきます。この事件になぜかFBIが乗り出し、ジャックは新たな相棒としてFBIのスミス捜査官と組むことになります。スミスは、何かというと上司の書いた捜査官の心得を引用する堅物で、ジャックとは正反対の性格です。
一方、巨大な男のエイリアンは、次々と人間を襲っていました。人間の胸にヘロインを注入しては、額から快感ホルモンのエンドルフィンを吸い取っていました。
ジャックは、恋人の検死医のダイアンから、マニングの部下は、医療用のメスよりも鋭利な武器で殺されていることを聞き出します。また、友人の研究者を訪れ、そのメスよりも鋭利なコンパクト・ディスク状の武器を調べてもらいます。
ジャックは、部下をジャックに殺されたと思い込んでいるマニングに襲撃され、スミスが人質に取られ、麻薬の運び屋をさせられます。スミスは無事救われるのですが、その際、巨大な男のエイリアンが、もう一人のエイリアンに強力な武器を使って追われているのを目撃します。
ジャックは、今、ヒューストンには、善玉と悪玉の2人のエイリアンがいて、悪玉のエイリアンが人間を次々に襲いエンドルフィンを吸い取っていることを突き止めます。そして、悪玉のエイリアンとの戦いに臨んでいきます。
ジャックにドルフ・ラングレン。その他のキャストは、日本ではあまりなじみがありません。スミスに『偽りのヘブン』(1988年)のブライアン・ベンベン。ダイアンに『プリンセス・ブライド・ストーリー』(1987年)のベッツィ・ブラントリーが扮しています。
監督は、クレイグ・R・バクスリー。『ロッキー』(1976年)のアポロ・クリード役で知られるカール・ウェザース主演のアクション映画『アクション・ジャクソン/大都会最前線』(1988年)で注目されました。