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戦場にかける橋2/クワイ河からの生還(4)

戦場にかける橋2/クワイ河からの生還(1989年イギリス 日本公開: 1989年)Return from the River Kwai

4. キャスト&スタッフ

 オールスターキャストがそろえられました。イギリス軍医のベンフォード少佐に『ジャッカルの日』(1973年)でタイトルロール<暗殺者ジャッカル>を演じ、注目されたエドワード・フォックス。ほかに『空軍大戦略』(1969年)、『遠すぎた橋』(1977年)、『ガンジー』(1982年)、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(1983年)など。オーストラリア海軍のハント中佐に『遠い夜明け』(1987年)のニック・テイト。最近も『華麗なるギャツビー』(2013年)や小栗旬主演の日本映画『ルパン三世』(2014年)に出演し、健在ぶりをアピールしています。アメリカ空軍のクロフォード少尉にクリストファー・ペン。この後、『レザボア・ドッグス』(1992年)で注目されるようになります。イギリス軍のグレイソン大佐に『大逆転』(1983年)、『眺めのいい部屋』(1985年)のデンホルム・エリオット。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)のマーカス役でも有名。オーストラリア兵ミラーに『ラスト・ショー』シリーズ(1971年~1990年)、『ジョニーは戦場へ行った』(1970年)、『ハリケーン』(1979年)、『スペース・インベーダー』(1986年)のティモシー・ボトムズ。田中大尉に、テレビドラマ『宇宙大作戦』(1966年~1969年)とその映画化『スター・トレック』シリーズ(1979年~1991年)のスールー役で有名なジョージ・タケイ。そして、日本からは、原田少佐に仲代達矢、小沢大佐に高橋悦史、山下憲兵中尉に長森雅人が出演しています。渋い俳優で固めたオールスターキャストになっています。

 監督は、傭兵映画の傑作『ワイルド・ギース』のアンドリュー・V・マクラグレン。『大西部への道』(1967年)、『コマンド戦略』(1967年)、『大いなる男たち』(1969年)、『チザム』(1970年)、『ビッグケーヒル』(1973年)、『大いなる決闘』(1976年)、『北海ハイジャック』(1980年)、『サハラ』(1983年)など、西部劇や戦争映画、アクション映画を手がけてきた監督です。

 音楽は、『戦略大作戦』(1970年)、『ダーティハリー』(1971年)、『燃えよドラゴン』(1973年)など数々のスコアを担当してきた巨匠ラロ・シフリン。テレビドラマ『スパイ大作戦』(1966年~1973年)のテーマ曲もラロ・シフリンの作曲。その映画化『ミッション: インポッシブル』シリーズ(1996年~2018年)でもテーマ曲として変わらず使用されています。最近も『ラッシュアワー』シリーズ(1998年~2007年)を担当しています。
 音楽には、シンセサイザー奏者の喜太郎が特別参加し、日本側テーマ曲を提供しています。

『戦場にかける橋2/クワイ河からの生還』(5)見どころ①!~空に、陸に、海に、展開する戦争のスペクタクル!~