製作は、マリオ・カサールとアンドリュー・G・バイナ。監督は、ジャック・ニコルソン主演の『ファイブ・イージー・ピーセス』(1970年)と『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1981年)で知られるボブ・ラフェルソン。ほかにサスペンス『ブラック・ウィドー』(1987年)など。それまで人間に迫ったドラマを手がけてきたボブ・ラフェルソンの手腕が、初めてとなった歴史ドラマ『愛と野望のナイル』でも存分に発揮されています。SF映画『ローラーボール』(1975年、リメイクが2002年に製作されました)の原作と脚本で知られるウィリアム・ハリソンの小説『バートンとスピーク』(未邦訳)をウィリアム・ハリソン自身とボブ・ラフェルソンが脚本化しました。プロダクション・デザインは、ノーマン・レイノルズ。『スター・ウォーズ』シリーズ(1977年~1983年)、『スーパーマン』(1978年)、『スーパーマンⅡ/冒険篇』(1981年)、『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』(1981年)、『オズ』(1985年)、『太陽の帝国』(1987年)などを手がけたベテランで、『愛と野望のナイル』では、19世紀のビクトリア朝イギリスと白人にとって前人未到の地であった中央アフリカを忠実に再現することに成功しています。撮影は、『戦火の勇気』(1996年)、『オー・ブラザー!』(2000年)、『ビューティフル・マインド』(2001年)、『007/スカイフォール』(2012年)などで知られる名キャメラマンのロジャー・ディーキンス。『ブレードランナー2049』(2017年)では、アカデミー賞撮影賞を受賞しました。音楽は、『パララックス・ビュー』(1974年)、『マラソンマン」(1976年)、『ジョーズ’87/復讐篇』(1987年)、『モブスターズ/青春の群像』(1991年)などのマイケル・スモール。ボブ・ラフェルソン監督とは、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、『ブラック・ウィドー』でも組んでいます。本格的な歴史ドラマにふさわしい壮大なスコアを提供しています。