スタッフにはハリウッドの逸材たちが集められています。製作総指揮は、スティーブン・スピルバーグ。監督は、マーク・ハミル主演の『コルベット・サマー』(1978年)やストップ・モーション・アニメを発展させたゴーモーションが見どころの『ドラゴンスレイヤー』(1981年、日本未公開)などのマシュー・ロビンスが務めました。マシュー・ロビンスは、ギレルモ・デル・トロ監督の『ミミック』(1997年)、『クリムゾン・ピーク』(2015年)、『ピノキオ』(2022年公開予定)の脚本でも知られています。『ニューヨーク東8番街の奇跡』の脚本にブラッド・バードが参加しているのも注目すべきでしょう。ブラッド・バードは、このあとアニメ映画『アイアン・ジャイアント』(1999年)、『Mr. インクレディブル』(2004年)を監督(脚本も)することになります。さらに『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年)、『トゥモローランド』(2015年)で実写映画の監督に進出しています。
SFXは、ジョージ・ルーカスの特撮スタジオ、I.L.M.が担当。『スター・ウォーズ』シリーズ(1977年~1983年)、『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』(1981年)、『ドラゴンスレイヤー』(1981年)、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)、『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)、『アルマゲドン』(1998年)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年)などのSFXマン、ブルース・ニコルソンが視覚効果スーパーバイザーを務めています。また、『スター・ウォーズ』シリーズ(1977年~1983年)、『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』(1981年)などのSFXに参加し、『ロケッティア』(1991年)、『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)を監督することになるジョー・ジョンストンが、スタッフとして参加しています。『スター・ウォーズ』シリーズ(1977年~1983年)のコンセプト・アーティストで知られるラルフ・マッカーリーが、『ニューヨーク東8番街の奇跡』にもコンセプト・アートを提供しています。
心に響く音楽は巨匠ジェームズ・ホーナー。『スター・トレック2/カーンの逆襲』(1982年)、『コクーン』(1985年)、『エイリアン2』(1986年)、『ブレイブハート』(1995年)、『アポロ13』(1995年)など映画史に残る数多くのスコアを発表し、『タイタニック』(1997年)でアカデミー賞作曲賞を受賞しています。