兜/KABUTO(1991年アメリカ・イギリス・日本 日本公開: 1991年)Shogun Mayeda(別タイトルJourney of Honor / Shogun Warrior)

【ヨーロッパを舞台にサムライが大活躍する冒険活劇!】

  1. サムライが大暴れするアドベンチャー!
  2. テレビドラマ『将軍 SHOGUN』の影響!
  3. 日本のサムライVSヨーロッパの騎士!
  4. 外国を舞台にしたサムライ映画を刷新!
  5. ストーリー
  6. キャスト&スタッフ
  7. 見どころ①!~ショー・コスギが見せる華麗なアクション!~
  8. 見どころ②!~真の主人公は頼宗!~
  9. 見どころ③!~最後は心で相手を負かすサムライ=前田大五郎!

1. サムライが大暴れするアドベンチャー!

 このところ鳴神響一の小説『エスパーニャのサムライ 天の女王』(双葉文庫、2020年)を読んでいます。17世紀のスペインを舞台に、日本のサムライが大活躍する物語で、すこぶるおもしろさです。登場人物をイメージしながらこの小説を読んでいると、ある既視感を覚えました。ああ、昔見た『兜/KABUTO』の世界と似ているなあ、と懐かしく思い出しました。『兜/KABUTO』は、日本人初のハリウッド100万ドルスターとして注目されたショー・コスギが原案と製作、主演の一人三役を務めた冒険活劇映画です。関ケ原の戦いの後、ショー・コスギ演じる前田大五郎が徳川家康の命を受け、スペインにマスケット銃を買い求めに旅立ち、数々の冒険を繰り広げるストーリーになっています。関ケ原の戦いで、火縄銃は雨では使えないことを知り、雨でも使える新型のマスケット銃を求めたのです。ショー・コスギ演じるサムライが、遥かヨーローッパで暴れまわるという、それまでの映画になかった発想で、視覚的に楽しいアドベンチャーロマンの世界が繰り広げられます。

 私は、『兜/KABUTO』を大学生のころ京都の京極弥生座2で鑑賞しました。サムライが繰り広げる冒険活劇のストーリーとショー・コスギの迫力のアクションを楽しみました。

『兜/KABUTO』(2)テレビドラマ『将軍 SHOGUN』の影響!

けんいち

管理人のけんいちです。 関西在住の映画の思い出ライター、映画グッズコレクターです。