原案と製作を務め、前田大五郎を演じるのは、ショー・コスギ。徳川家康に「世界のミフネ」こと三船敏郎、徳川頼宗にショー・コスギの息子のケイン・コスギ、淀君に高田美和、淀君に仕える女官に清川虹子が扮しています。セシリアに当時新人のポーリー・ウォーカーが起用されました。近年では、『タイタンの戦い』(2010年)、『ジョン・カーター』(2012年)に出演しています。クロフォード船長に『ミッション』(1986年)のほか、近年も『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(2010年)、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2012年)とその続編『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2015年)、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017年)などで活躍しているロナルド・ピックアップ。ドン・ペドロにミュージシャンとしても知られるデヴィッド・エセックス。バスコ神父に『いまを生きる』(1989年)などのノーマン・ロイド。フィリップ王を『吸血鬼ドラキュラ』(1958年)、『007 /黄金銃を持つ男』(1974年)、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001年~2003年)、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)などの名優クリストファー・リーが、また、モロッコの太守、エル・ザイダンを『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』(1981年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)のサラー役や『ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝』(1985年)、『007/リビング・デイライツ』(1987年)、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001年~2003年)で知られるジョン・リス=デイヴィスが演じ、映画に重厚さを与えています。ショー・コスギ念願の企画にこれらの豪華キャストが集められました。
監督は『シンドバッド/黄金の航海』(1973年)で知られるゴードン・へスラー。『兜/KABUTO』を子どもも大人も安心して楽しめるクラシカルな雰囲気の正統派冒険活劇に仕上げました。ショー・コスギの原案を『アンドロメダ…』(1971年)、『ヒンデンブルク』(1975年)などのシナリオを手がけたネルソン・ギディングが脚本化しました。音楽は、『ファイナル・カウントダウン』(1980年)、『グレイストーク ―類人猿の王者-ターザンの伝説』(1983年)、『キングコング2』(1986年)などのジョン・スコット。冒険活劇にふさわしい壮大なスコアが響きます。