ラストマン・スタンディング(3)

ラストマン・スタンディング(1996年アメリカ 日本公開: 1997年)Last Man Standing

3. ストーリー

 1932年、さびれた町ジェリコに一人の流れ者がやってきます。ジェリコは、アイルランド系のギャング・ストロッジ一派とイタリア系のギャング・ドイル一派が対立していました。流れ者はドイルの手下たちに連れていかれる女性フェリーナを見ます。そのことでドイルの手下たちに挑発された流れ者は、二丁拳銃で彼らを倒します。酒場を営むジョーからストロッジ一派とドイル一派の対立について聞いた流れ者は、その対立を利用して金を稼ぐことを思いつきます。二丁拳銃の腕を見こまれストロッジの用心棒となる流れ者。流れ者は、自らをジョン・スミスと名乗ります。ジョンは、ストロッジの従弟ジョルジョらとメキシコに行き、ドイルの密造酒を輸送するトラックを襲い、酒とトラックを奪います。ジェリコに帰ったジョンは、ドイルに保安官のエドを通じて、酒とトラックを奪ったのはストロッジだと伝え、今度はドイルの用心棒となります。エドは、ストロッジとドイルの両方から賄賂を得ている悪徳保安官でした。ジョンは、フェリーナと話す機会をもちます。彼女は、メキシコに逃げた夫の借金のためにドイルの愛人となっていました。ドイルの部下で冷酷なヒッキーは、ジョルジョを捕えます。その結果、ストロッジは奪った金10万ドルとトラック、ドイルはジョルジョをお互いに交換することになります。交換の時、ストロッジが用意した鞄には、10万ドルではなく紙切れが入っていました。交換も決裂かとなった時、ストロッジは、秘かに捕えていたフェリーナを連れてきて、フェリーナとジョルジョを交換することになります。そのあと、ジョンはフェリーナを見張るドイルの部下を殺し、フェリーナを逃がしました。そしてそれをストロッジ一派の仕業に見せかけますが、それをヒッキーが見破ります。ヒッキーらに捕らわれドイルの部下たちから拷問を受けるジョン。ジョンはなんとか脱出し、ジョーとエドに助けられ、匿われます。エドは悪徳保安官でしたが、今やジョンの味方になっていました。ストロッジ一派は、ジョンを匿っていると思われ、根城とするホテルをドイル一派に襲われ全滅させられます。焼け落ちるホテルの中にジョンはいなかったことが判明し、ジョーがドイル一派に捕まります。ジョーを救出するためにジョンは、ドイル、ヒッキーとの最終決戦に臨みます。<ラストマン・スタンディング(最後に残る者)>が決まろうとしていました。

『ラストマン・スタンディング』(4)キャスト&スタッフ

けんいち

管理人のけんいちです。 関西在住の映画の思い出ライター、映画グッズコレクターです。