プレシディオの男たち(その1&その2)

プレシディオの男たち(1988年アメリカ 日本公開: 1988年)The Presidio

【男たちのドラマで魅せる刑事アクション!】

1. ショーン・コネリー絶頂期の一作!

 ジェームズ・ボンド役で一世を風靡したショーン・コネリーが、ジェームズ・ボンドの役を卒業し、数多くの映画に出演。ついに、1987年の『アンタッチャブル』で、アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。この頃から1990年代前半が、ショーン・コネリーの脂の乗り切った絶頂期といえるでしょう。『アンタッチャブル』の直後に出演したのが、『プレシディオの男たち』(1988年)です。まさに、ショーン・コネリー絶好調の時の一作ですね。この映画でも円熟味を増した渋さが格好いいです。
 
 私は、『プレシディオの男たち』を大学生の時に京都の美松映劇で鑑賞しました。

2. ストーリー

 『プレシディオの男たち』は、サンフランシスコのプレシディオ陸軍基地内で発生した殺人事件を描く刑事アクションです。陸軍基地で女性憲兵が殺されます。この捜査にあたるのが、陸軍基地の憲兵隊長アラン・コールドウェル中佐とサンフランシスコ警察のジェイ・オースティン刑事。実はオースティンは、かつてコールドウェルの部下で、ある事件をきっかけに反目。軍隊を辞め、刑事になったといういきさつがありました。当然、この二人は、なかなか協力できません。そんな二人が、徐々に互いを理解し合っていくプロセスが描かれ、この映画の見どころの一つになっています。オースティンは、コールドウェル中佐の娘ドナと恋人になっていきます。コールドウェル中佐とオースティンの間に、このドナが入りこみ、ドラマを盛り上げます。やがて、コールドウェル中佐とオースティンは、ダイヤモンド密輸の陰謀が、この事件のバックにあることを突き止め、その陰謀に挑んでいきます。

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けんいち

管理人のけんいちです。 関西在住の映画の思い出ライター、映画グッズコレクターです。