悪玉のエイリアンには、ボディビルダーの俳優マシアス・ヒューズが扮していて、その巨体は人間を襲うエイリアンにぴったりです。同じく巨体で極真空手の名手であるドルフ・ラングレンが戦うわけですから、そのバトルは迫力があります。
『ダーク・エンジェル』には、原題が二種類あります。一つは日本語タイトルと同じ“Dark Angel”。もう一つは、“I Come in Peace”。当時、深夜にアメリカの映画紹介番組を放送していて、その中では、“I Come in Peace”で紹介されていました。“I Come in Peace”は、日本語で言うと「平和の使者」という意味ですね。この言葉は、エイリアンのセリフとして、映画の中に何度か登場します。次々と人間を襲い、連続殺人を犯すエイリアンが「平和の使者」であるはずがないのですが、そんなエイリアンのセリフをタイトルにするところがユニークです。