『スター・ウォーズ』(1977年)は、多くのフォロワーを生み出し、1970年代末から1980年代の映画界は、SFやスペースオペラ全盛の時代を迎えました。『マスターズ/超空の覇者』もそんなフォロワーの一つですが、気楽に楽しめる作品に仕上がっています。1987年にアメリカで公開されたころ、映画・ビデオの雑誌『アビック』(1987年11月号)にこの映画のシーンが掲載されました。また、同じころのNHKのSFX映画を紹介する番組でもいくつかのシーンが紹介されました。それらは、『スター・ウォーズ』のSFXマンの一人であるリチャード・エドランドが手がけたシーンで、期待感をもったことを覚えています。『スター・ウォーズ』を彷彿とさせるキャラクターとメカに心躍らせました。アメリカ公開から2年後、ようやく日本でも公開されました。1989年の夏の映画の目玉の一つだったジャン=ジャック・アノー監督の『子熊物語』(1988年)が期待されたほどヒットせず、予定よりも早く上映を終了し、『マスターズ/超空の覇者』が、急遽公開されました。
私は、『マスターズ/超空の覇者』を大学生のころ、京都の東宝公楽で鑑賞しました。久しぶりのスペースオペラを楽しみました。